里見八犬伝
今は亡き深作欣二監督。薬師丸ひろこ主演映画。

薬師丸ひろこ、結構好きです。この頃可愛かったな〜。初めて見たのは小学低学年。人ン家に遊びに行った時そこの家が金持ちでやたらデカイTVがありじっくり見たわけではないですがついてるとやはり気になるもので時折見てました。その見てたシーンがまずかった。船虫という婆さんが自分の顔の皮引ん剥いて目玉飛び出しーの中からムカデ?(船虫?)の化け物が出てきーの、とにかく1番怖いとされるシーンを大画面でみてしまったのだから。夜トイレ行くの怖くて姉について行ってもらいました。


しかし今見るとやはり特撮に時代を感じる。仕方ないよな。人や化け物を釣るワイヤーが見えちゃおうとその釣り方がどこか不自然さを感じようと、時代だもの。


 でもストーリーは名作と言われてもいいんじゃないかと。これも今リメイクしたら凄いのに出来上がりそうだ。リメイクよりディレクターズカットとかの方がいいかな。ルーカスがスターウォーズを再編集したように。キャストはそのままであってほしいからね。特に志保美悦子(毛野役)。
 彼女は初登場で舞を踊るのですが、リンボーダンスの最中につぶれたような体制から起き上がる。ひょっとして釣ってあったのかもしれないけれど彼女なら自力で出来そうな気がします。彼女の殺陣は他のどの女優もできないでしょう。


 志保美悦子は二代目はクリスチャンでも書いたように私の好きな女優です。ダントツです。綺麗で殺陣もできて特に声がいい(薬師丸ひろこの声も好きだ)。高いわけではないのに澄んでよく通る声です。そしてウンナンのウッチャンの憧れの君です。だから主役をそっちのけで志保美悦子に焦点をあてます。

 彼女の役は毛野役です。この人が妖之介という蛇の妖怪に目をつけられます。静姫と親兵衛が青春真っ只中カップルならこちらはもうムーディー満載。大人の恋の物語。ただ妖之介がせまってるだけなんだけどね。最後の二人の戦闘舞台は壁にクリムトの「接吻」をモチーフにした絵(パクリともいう)が描かれていて雰囲気を細かく作ってます。


 夏木マリもいい味だしてたな〜。玉梓の役なんですけどね、はまってます。夏木マリと言えば湯婆婆ですよ。どちらも魔女ですな。玉梓は妖怪ですが魔女といっても合いそうな雰囲気です。素藤という息子がいるのですが息子の方が老けてます。そう見えるだけでしょうか、生き血を啜ってるので老いないからでしょうか。流石は妖怪。


  原作(鎌田敏夫著)は少しだけ読んだことありますが結構エロいです。全てを読んだわけではないのですが映画はかなり設定を変えてると思います。原作は毛野が半陰陽になってたししかも妖之介にレイプされちゃうし。お子様には見せれません。
本家本元の総南里見八犬伝は読んだことないです。漫画ならあるんですけどね。
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